傍点は今まで対応していなかったのが不思議なぐらいだが、対応したのは喜ばしい。左側ルビへの対応は新しいのではないかと思う。
以前の記事「『長崎の鐘』を読む>青空文庫リーダー6種の見え方の違い(bREADER,i文庫S,i文庫,Skybook,豊平文庫,金沢文庫)」で取り上げた『長崎の鐘』を再度表示させてみた。
半角英字は相変わらず立ったままだ。
長音符(音引き)も相変わらず行末にぶら下げられている。
傍点(黒ゴマ)が表示されるようになった。これは嬉しい。
句点(。)と閉じ鉤括弧(」)が連続した時の字詰めは相変わらず調整されていないが、二倍ダーシ(――)は途切れなくなっている。
コロンや半角数字は相変わらず立ったままだ。
半角英数字や長音符の取り扱いなど問題は残っているものの、傍点への対応や二倍ダーシの表示などが改善されているのは評価できる。