
今回は禁則処理を変更したという。以前に比較した『長崎の鐘』の同じページを再度表示させてみた。

半角英字は相変わらず立ってしまう。

長音符(音引き)は行末にぶら下がらなくなった。

傍点も表示される。

句点と閉じ鉤括弧の間の字詰めは調整されない。

半角数字やコロンは1文字ずつ縦になる。
以前の比較記事では日本語の組版ルールへの対応についてダメ出しをしたが、徐々にではあっても、青空文庫専用のビューアとして青空文庫の注記への対応が改善されていくのは評価したい。
今後は、bREADERやSkyBookのように、半角文字列の処理や、句読点と括弧が連続した場合の字詰め調整などにも対応してほしいものだ。
なお、作者のツイートによると、『チベット旅行記』のルビのように表示する注記に対応したという。記事を改めて試してみるつもりだ。