2012年04月03日

Kinoppyのダウンロード期間制限が撤廃

3月14日の日記で、Kinoppyでの一部の出版社のダウンロード期間制限を非難したが、とうとうダウンロード期間制限のFAQそのものが消滅した。これで、Kinoppyと出版社が存続し、再度出版社の意向が変わらない限りは、相対的に安心して電子書籍を購入できるようになったわけだ。

最初からこんな制限はなかった方が良かったとは思うが、1ヶ月もかからず問題点を解決した関係各位の努力を讃えたい。とりあえず、講談社のコミックス『ヒストリエ』を買って読むつもりだ。

参考>Kinoppyから「DL一年制限」の表記が消えて真の最強電子書籍ストア環境になりました
ラベル:Kinoppy
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2012年03月27日

岩波書店もKinoppyでのダウンロード期限を撤廃

3月14日の日記で、電子書籍のダウンロード期間に制限を設けている出版社を非難したが、角川グループに続いて岩波書店も1年間のダウンロード期限を設けている出版社のリストから消えた。

流れから見て、紀伊國屋書店が出版社に働きかけたようだ。経過はどうあれ、この流れは歓迎したい。
ラベル:岩波書店 Kinoppy
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2012年03月18日

角川グループがKinoppyでのダウンロード期限を撤廃

先日の日記で、電子書籍のダウンロード期間に制限を設けている出版社を非難したが、今日、KinoppyのFAQのページを再確認して、角川グループが1年間のダウンロード期限を設けている出版社のリストから外されているのに気づいた。

角川グループが自主的に方針を変更したのか、Kinoppyを運営する紀伊國屋書店が働きかけた結果か分からないが、この動きは歓迎したい。
ラベル:角川グループ
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2012年03月14日

一部の出版社のダウンロード期間制限を非難する

KinoppyのFAQを読んで、岩波書店、角川グループ、講談社、ぶんか社の4社は、購入した本のダウンロード期間を1年間に制限していることが分かった。

http://bookwebplus.jp/faq.html#937

私が『スティーブ・ジョブズ』公式伝記をダウンロードした時は、そんなことはどこにも書いていなかったのにもかかわらず、である。

これは紀伊國屋書店の意向ではなく、出版社の意向だということだ。

しかし、マルチデバイス対応を売りにしているKinoppyで、 1年経ったら新しく購入したデバイスに作品をダウンロードできなくなるのでは、購入ではなくレンタルではないか。

紀伊國屋書店に対して含む所はないが、この制限が撤廃されない限り、私が先の4社の電子書籍を購入することは決してないだろう。

2012/03/18 12:22 追記
FAQのダウンロード期限を設けている出版社のリストから角川グループが消えている。紀伊國屋書店が交渉してくれたのだろうか? どちらにしても歓迎だ。角川の電子書籍は私の中の不買リストから外すことにした。

2012/03/22 20:35 追記
Kinoppyの書庫から本を削除しない限り、再ダウンロード期限を過ぎても書籍データの同期はできるらしい。同期と再ダウンロードが異なるというのは誤解しやすいが、出版社の出した条件をクリアするための苦肉の策だろうか? 参考>「DL1年制限」に惑わされるな!Kinoppyは現在最強のクラウド電子書籍だ

2012/03/27 09:27 追記
角川グループに続いて岩波書店もダウンロード期限を設けている出版社のリストから消えた。 参考>電子書籍のDL一年制限の件でKinoppy公式サイトに変化があった模様

2012/04/03 07:50 追記
ダウンロード期限を設けたFAQそのものが消滅した。これでこの問題は一応解決したと考えていいだろう。参考>Kinoppyから「DL一年制限」の表記が消えて真の最強電子書籍ストア環境になりました

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2011年11月06日

スティーブ・ジョブズ公式伝記をKinoppyとアプリ版で読み比べて

『スティーブ・ジョブズ』公式伝記を紀伊國屋のKinoppyと講談社のアプリ版スティーブ・ジョブズ で読み比べてみた。

Kinoppyのビューアのエンジンは、.book形式のためボイジャーのT-Timeが使われる。一方、アプリ版ではモリサワのMCBookというエンジンが使われている。青空文庫ビューアでも組版のレベルには差があるが、T-TimeとMCBookの比較では、明らかにT-Timeのレベルが低い。

MCBookでは約物(記号類)が連続した時の字詰めが調整されるが、T-Timeではされない。T-Timeで「〜」のフォントが横書きのものをそのまま回転させただけなのには呆れた。書籍版に近い版面を実現しているのはMCBookである。

T-Timeが1998年に発表された時点ではハードの制約が厳しかったのかもしれないが、今になってもこんな体たらくでは情けない。

操作性ではKinoppyの方が優れている。アプリ版では文字選択が難しい。大辞林やbREADERと同様に縦になぞって文字選択できるのだが、大辞林やbREADERではほとんど一発で指定できるのに、アプリ版では一度でうまく指定できない。横にスワイプしてページ送りする際に誤って文字選択になってしまうことも多い。

アプリ版はiOSだけだが、KinoppyはPCやAndroidやソニーReaderといったマルチデバイスに対応している。

にもかかわらず、上巻をKinoppyとアプリ版の両方で読み比べてみた結果、下巻はアプリ版を購入した。書籍版と比べてお粗末な組版のT-Timeが許せなかったからだ。

Kinoppyでの表示例(フォントは秀英明朝)
Kinoppy 1
Kinoppy 2
Kinoppy 3

アプリ版での表示例(フォントはリュウミンL)
アプリ版 1
アプリ版 2
アプリ版 3

書籍版へのリンク





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2011年10月28日

Kinoppyでスティーブ・ジョブズの伝記<1>を読む

紀伊國屋書店の電子書籍ストア/リーダーKinoppy (無料)でスティーブ・ジョブズの伝記の上巻を購入してみた。

ウェブ小説や青空文庫ばかり読んできたせいか、電子書籍を買うのはずいぶん久しぶりだ。

ジョブズの伝記

ビューアーはこの手の専用ビューアーの中ではマシな方だが、bREADERなどと違って句読点と括弧が連続した場合の字詰めの調整がなされていないせいか、紙の書籍版と比べると若干違和感がある。

書籍版へのリンク



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2011年09月22日

ウェブ小説でありがちな誤字(3)

誤→正:解説

確立が高い→確率が高い:単なる誤変換だがよく見かける。

永遠と→延々と:「永遠に」と「延々と」の混淆か? 誤用例が多いのでそのうち慣用表現として定着するかもしれない。真逆を「まぎゃく」と読むのを気持ち悪く感じない世代が増えてくるようなものだろうか。
ラベル:誤字
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2011年08月17日

ウェブ小説でありがちな誤字(2)

誤→正:解説

可愛そう→かわいそう:「可哀想」「可哀相」は当て字。「可愛そう」はIMEの誤変換による誤字?

無碍にする→無下にする:「無碍」「無礙」は自由気ままなこと(例:融通無碍)。冷淡に扱うのなら「無下」

やらざる負えない→やらざるを得ない:耳で聞いて「やらざるを えない」を「やらざる おえない」と覚えたのだろうか。
ラベル:誤字
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2011年08月15日

ウェブ小説でありがちな誤字

誤→正:解説

にも関わらず→にもかかわらず:漢文の「不拘」の訓読から来ているので漢字なら「にも拘らず」と書く。

例え→たとえ(仮令):「仮に」の意味なら漢字では「仮令」「縦」と書く。

防衛線を引く→防衛線を敷く、防衛線を布く:関西人が間違えやすい?
ラベル:誤字
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2011年08月05日

ノリで新Blog -iPhoneリーダーアプリ奉行- 始めます

カレンダアプリ奉行の名前でBlogを1年半以上続けてきた。

最近いくつかの青空文庫リーダーをダウンロードして毎日のようにテキストを読んでいるが、さすがに青空文庫リーダーの話をカレンダーアプリのBlogでするわけにもいかない。

その気になってみると、案外簡単に2つめのBlogを作れたので、今度からはこっちでたまに青空文庫リーダーを中心にしたテキストリーダーの話を投下するつもりだ。

カレンダーアプリの時と同様にどうせピンポイントの重箱の隅的レビューになると思うので、この分野のアプリに興味のある人は、先にもっとまとまった「【電子書籍】i文庫S、bREADER、SkyBook、豊平文庫 -iPhone青空文庫アプリ徹底比較- 第1回」あたりを読んでおくことをお勧めする。

ラベル:青空文庫
posted by リーダーアプリ奉行 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする